Shopifyで定期便を売るには、サブスクアプリを入れます。商品ページに定期購入のボタンを出し、契約を管理し、2回目以降の決済を自動で回す役目です。選べるアプリは複数あり、日本語対応の範囲も料金の組み方も違います。
この記事で比べるのは次の6つのアプリです。
・Shopify Subscriptions
・定期購買
・Mikawaya Subscription
・GO SUB
・かんたんサブスク
・Recharge
この6つを日本対応、手数料、機能の3つの軸で見ていきます。
最後に、配送内容を毎回同じにするか入れ替えるかという運用の型に当てはめます。中身が固定か可変かで、必要な機能が変わります。
なお定期購入で使える決済手段は、まずShopify側の仕様で上限が決まります。その中でどこまで対応するかは、アプリごとに違います。
- 1.日本対応|管理画面が日本語でもマイページとサポートは別
- 1-1. 日本語化はアプリとShopifyとテーマの3層で決まる
- 1-2. 多言語表示は上位プラン限定と非対応の2種類に分かれる
- 1-3. テーマ要件が固定のアプリとタグ追加で対応できるアプリがある
- 2.手数料|月額のほかに変動費が乗るため実額は月額から読めない
- 2-1. 料金は月額と従量の組み合わせで決まる
- 2-2. 従量の形は率と1件あたりの固定額と契約件数の上限に分かれる
- 2-3. 手数料の対象範囲と返金時の扱いはアプリごとの規定で違う
- 2-4. プランが上がるのは契約件数の上限に達したときと機能が足りないとき
- 2-5. 月額0円のプランは本番決済に使えるかがアプリで分かれる
- 3.機能|顧客に任せられる範囲はアプリごとに大きく分かれる
- 3-1. 解約やスキップの開放範囲はアプリとプランと設定で決まる
- 3-2. 商品の入れ替えと届く日の変更まで任せられるのは一部だけ
- 3-3. 解約フローで代替を提示できるアプリと理由収集だけのアプリがある
- 4.配送内容を毎回同じにするか入れ替えるかで設計が変わる
- 4-1. 同じ商品を毎月届ける運用なら必要な機能は少ない
- 4-2. 中身が毎回変わる定期便はボックス機能の対応状況で絞られる
- 4-3. ボックス機能を持たないアプリでも運用次第で可変配送は成立する
- 5.よくある質問(FAQ)
- 6.まとめ
1.日本対応|管理画面が日本語でもマイページとサポートは別

アプリストアに日本語対応と書かれていても、顧客が見る画面まで日本語とは限りません。マイページ、通知メール、解約時の案内文。いずれも管理画面とは別の設定で動きます。
1-1. 日本語化はアプリとShopifyとテーマの3層で決まる
顧客が定期便を申し込むまでに、3つの画面を通ります。商品ページ、決済画面、契約後のマイページです。この3つは文章の出どころが別々で、日本語になる範囲も別々です。
商品ページの文章を出すのはテーマです。テーマはストアの見た目と表示を決める設計図で、定期便の頻度や割引をどう見せるかもここで決まります。
決済画面の文章を出すのはShopifyです。カートに定期購入商品が入ると、いつ自動で更新されるか、どう解約できるかを伝える文が表示されます。解約方法の案内文はストア側で編集できます。それ以外の文言の書き換えには、Shopify Plusプランが必要です。
マイページと通知メールの文章を出すのはアプリです。運営が使う管理画面も同じで、アプリの提供言語がそのまま出ます。Rechargeは掲載言語が英語のみで、日本語の選択肢がありません。
1つでも英語だと、顧客の画面に英語が混ざります。Rechargeは日本語の提供がないため、顧客が触れる画面も英語のままです。国内の顧客を主に想定するなら、ここが最初の判断材料です。
サポート窓口の言語はこれとは別の話です。提供元が国内か海外かで、返答の届く時間帯が変わります。
1-2. 多言語表示は上位プラン限定と非対応の2種類に分かれる
英語圏の顧客が定期便を契約し、マイページを開くと日本語だけが並んでいる。これを避けられるのはMikawayaとGO SUBの2つです。
Mikawayaは、マイページの言語翻訳機能をProプランの欄に載せています。月額499ドルの最上位プランです。越境を見据えると、機能の要不要に関わらず月額が跳ね上がります。
GO SUBはストアフロントと通知メール、管理画面、サポートまで日英に対応すると掲載しています。プランの条件はありません。
かんたんサブスクは多言語に対応していないと公式サイトに明記しています。
国内だけで運用するなら、この項目で候補は狭まりません。越境を想定するなら、月額の跳ね方まで見ておく必要があります。
1-3. テーマ要件が固定のアプリとタグ追加で対応できるアプリがある
使っているテーマによっては、アプリを入れても商品ページに定期購入のボタンが出ません。
Shopifyのテーマには新旧の世代があります。2021年以降のOnline Store 2.0という規格に対応したテーマなら、管理画面からブロックを置く操作だけでボタンを設置できます。コードは触りません。
6つのアプリはいずれも、この新しい世代のテーマへの対応を公開しています。入れ替えの予定がなく、いま使っているテーマが2021年以降のものなら、6つとも候補に残ります。
分かれるのは、それ以前の古いテーマを使っている場合です。
Shopify Subscriptionsは新しい世代のテーマを条件にしています。古いテーマのうち対象になるのは、DebutとBrooklynの一部バージョンだけです。該当しなければ、テーマの入れ替えから始まります。
古いテーマ向けの手順を公開しているのは、定期購買とかんたんサブスクです。ただしテーマのファイルにコードを書き足す作業が入ります。定期購買は有料テーマの一部でも、この作業が必要です。
Rechargeにも古いテーマ向けの仕組みがありますが、新しい世代で使う改修はサポートの対象外としています。
自社のテーマがどちらの世代かは、Shopifyの管理画面から確認できます。アプリを比べる前にテーマの世代を見ておくと、候補の絞り込みが速く進みます。
※以降の比較表に共通
◯:一次情報に記載あり —:確認範囲に記載なし
×:一次情報に不成立の記載あり 該当なし:項目が存在しない
初回確認日:2026年8月26日 確認範囲:Shopifyアプリストア掲載ページ>各社公式サイト・ヘルプ
| アプリ | アプリの言語 | 多言語表示 | テーマ要件 |
|---|---|---|---|
| Shopify Subscriptions | 日本語 | — | 2021年以降のテーマ |
| 定期購買 | 日本語 | — | 新旧どちらも可(旧はコード追記) |
| Mikawaya Subscription | 日本語 | ◯(Pro限定) | 2021年以降のテーマ |
| GO SUB | 日本語・英語 | ◯ | 2021年以降のテーマ |
| かんたんサブスク | 日本語 | × | 新旧どちらも可(旧はタグ追加) |
| Recharge | 英語 | ×(日本語表示なし) | 2021年以降のテーマ |
注1:Shopify Subscriptionsは古いテーマのうちDebut 15.0以降とBrooklyn 17.0以降が対象です。
注2:定期購買は有料テーマの一部で自動インストールができず、コードの直接記述が必要です。
注3:テーマ要件列について。Mikawayaは新しい世代のテーマ向けの手順と顧客アカウントページへのコード追記を公開しており、古い世代のテーマ全般への対応可否は記載がありません。
2.手数料|月額のほかに変動費が乗るため実額は月額から読めない

月額だけを並べても、実際に払う金額の順番は入れ替わります。多くのアプリが、月額に加えてサブスク売上へ手数料をかけるためです。
呼び方は提供元で定期決済手数料やサブスク販売手数料に割れます。以下ではアプリ手数料に統一します。Shopifyペイメントの決済手数料に上乗せされる費用です。
料金はいずれもドル建てで、請求額は為替で変動します。
2-1. 料金は月額と従量の組み合わせで決まる
月額49ドルのプランが2つあります。定期購買のSTANDARDとMikawayaのStandardで、どちらもアプリ手数料は1%です。
月額と料率は連動しています。月額を下げると料率が上がる形で組まれています。Mikawayaは12ドルなら3%、49ドルなら1%。かんたんサブスクは無料なら5%、15ドルなら3%、49ドルなら1%です。
月額499ドルにもMikawayaのProとRechargeのPlusが並びます。前者は1%、後者は1.34%に19セントが加わります。
月額の安さで順位をつけても、支払総額の順位とはずれます。自社の月商と契約件数を当てはめ、月額と手数料の合計で比べる必要があります。
2-2. 従量の形は率と1件あたりの固定額と契約件数の上限に分かれる
変動費には3つの型があります。率だけの型、率に1件あたりの固定額が乗る型、変動費なしで件数に上限を置く型です。
率だけの型が多数です。定期購買は1%、GO SUBのスターターは2%、かんたんサブスクは無料プランの5%から1%まで。いずれも売上に比例する形ですが、料率そのものは5倍の開きがあります。
Rechargeは率に19セントを足します。1件あたりの固定額は、注文単価が低いほど相対的に重くなります。低単価の定期便では、率だけで比べると読み違えます。
GO SUBの月額プランが3つ目の型です。月額39ドルでアプリ手数料は0%、そのかわり契約数が500件までです。売上が伸びても費用は動きません。
有利な型は注文単価と件数で入れ替わります。単価が高いなら率が、低単価で多頻度なら固定額が重くなります。
2-3. 手数料の対象範囲と返金時の扱いはアプリごとの規定で違う
同じ1%でも、何にかける1%かはアプリごとに違います。
定期購買は、税込みかつ送料込みの金額を対象にすると明記しています。商品代金だけを想定していると、送料の分だけ実額が上振れします。
Rechargeは対象がさらに広くなります。送料と税に加えて返金済みの注文まで含めた処理総額を、月ごとに計算する規定です。返金してもその注文分の手数料は戻りません。
返品や初回解約が出る商材では、この差が積み上がります。売上に立たなかった注文にも費用がかかります。
Mikawayaは逆で、送料と税を含まない小計から計算します。同じ1%でも母数そのものが違います。
返金の扱いも規定が違います。Rechargeは返金しても必ず発生し、Mikawayaは課金前のキャンセルなら発生しません。
定期購買とGO SUB、かんたんサブスクの3つは、返金時の扱いが公開情報では確認できません。候補が2つか3つに絞れた段階で対象範囲を提供元に確認すると、試算の前提が揃います。
2-4. プランが上がるのは契約件数の上限に達したときと機能が足りないとき
プランが上がる場面は2つです。契約件数の上限に達したときと、必要な機能が下位プランにないときです。
件数で上限が置かれているのは2つです。Rechargeの25-50プランは最初の50契約まで手数料がかかりません。ただし新規インストール限定で、既存ストアはこのプランへ下げられません。GO SUBの月額プランは500件までです。
50件を超えると自動でStarterへ移り、月額は25ドルから99ドルへ上がります。件数は累計の顧客数で数え、解約した顧客を削除しても減りません。
残る4アプリに件数の上限はありません。プランを上げる理由は、マイページのカスタマイズやAPI連携といった機能側にあります。
件数で上がる型では、上限に届いた月に費用が跳ねます。GO SUBは500件、Rechargeは50契約がその地点です。
2-5. 月額0円のプランは本番決済に使えるかがアプリで分かれる
月額0円のプランには、本番で使えるものとテスト専用のものがあります。
GO SUBのスターターは無料インストールでアプリ手数料2%、かんたんサブスクのスタータープランは無料で5%です。
GO SUBのスターターは契約件数もプラン作成数も無制限、かんたんサブスクのスタータープランはプラングループ1件とプラン3件までです。
定期購買のFreeとMikawayaのFreeは違います。どちらもShopifyペイメントのテストモード向けで、本番の決済には有料プランへの切り替えが要ります。
月額0円と手数料0円も別です。GO SUBで手数料を0%にするには、月額39ドルのプランが必要です。
立ち上げ期に固定費を避けたいなら候補は3つですが、条件が違います。Shopify Subscriptionsは手数料なし。GO SUBのスターターは2%で作成数も無制限、かんたんサブスクのスタータープランは5%でプラン3件までです。
固定費の有無だけで並べると、売上が伸びたときの差と、作れるプランの数が見えません。
| アプリ | プランと月額 | アプリ手数料 | 手数料の対象範囲 | 契約件数の上限 |
|---|---|---|---|---|
| Shopify Subscriptions | 無料 | 手数料なし | 該当なし | なし |
| 定期購買 | Free/$49/$299 | 1% | 税込み・送料込み | なし |
| Mikawaya Subscription | Free/$12/$49/$499 | 3%/1% | 小計(送料・税を除く) | なし |
| GO SUB | 無料インストール/$39 | 2%/0% | — | $39プランは500件 |
| かんたんサブスク | 無料/$15/$49/$99 | 5%/3%/1%/1% | — | なし |
| Recharge | $25/$99/$499 | なし/1.49%+19¢/1.34%+19¢ | 送料・税・返金済み注文を含む処理総額 | $25プランは50契約 |
注1:Shopify側の上限5つに対し、定期購買はShopifyペイメントを必須とし、かんたんサブスクはShopifyペイメントとPayPal Expressに限定しています。
注2:MikawayaのProプラン(月額499ドル)には、マイページの多言語表示、BOXページのカスタマイズ、解約阻止、一括更新、送信元ドメインの設定が含まれます。
注3:かんたんサブスクのスタータープランは、プラングループ1件とプラン3件までの制限があります。ヘルプの料金ページには、個別カスタマイズ向けに月額399ドルのエンタープライズプランの記載があります。
3.機能|顧客に任せられる範囲はアプリごとに大きく分かれる

マイページでできることは、アプリごとに大きく違います。同じ定期便でも、運営側の作業量はここで変わります。
3-1. 解約やスキップの開放範囲はアプリとプランと設定で決まる
マイページで何ができるかは、アプリの標準機能とプラン、ストア側の設定の3つで決まります。
Mikawayaは解約、停止、再開、スキップ、商品、数量、注文間隔、配送日時をマイページの項目に挙げています。項目ごとに権限を変えられる設計です。
GO SUBは次回注文日の変更、いますぐ購入、お届け日時の変更、配送先住所の変更を掲載しています。Rechargeはノーコードの顧客ポータルで、スキップと商品の入れ替え、日程の変更を挙げています。
プランで決まる例もあります。かんたんサブスクのスタータープランで顧客が触れるのは、住所とカード情報の変更、それに解約だけです。スキップも商品変更も、ライトプラン以上で使えます。
開放しない判断もあります。顧客に開放しなかった操作は、問い合わせを受けて運営が代行する作業として残ります。
3-2. 商品の入れ替えと届く日の変更まで任せられるのは一部だけ
解約とスキップの先には、商品の入れ替えと届く日の変更があります。両方の掲載を確認できるのは4つです。Shopify Subscriptionsはどちらもストア側の操作とされ、GO SUBは商品変更の記載がありません。かんたんサブスクは4つに入りますが、ライトプラン以上が条件です。
定期購買はマイページでの商品追加、変更、削除を掲載します。Mikawayaは管理画面にマイページ商品変更設定を持ち、表示する商品をストア側で指定します。
届く日の扱いにも差があります。GO SUBはお届け日時の変更をマイページに置いています。配送日の指定が当たり前の商材では、この項目がないと日付変更の依頼を毎回運営が処理します。
件数が少ないうちは代行で回りますが、契約が増えると代行にかかる時間が積み上がります。
中身や日程が動く運用なら、この項目で候補が絞れます。動かない運用では、比較の軸になりません。
3-3. 解約フローで代替を提示できるアプリと理由収集だけのアプリがある
解約ボタンを押した顧客に、割引やスキップを差し出せる。これができるのはRechargeとMikawayaの2つです。
Rechargeは解約防止機能(Smart Cancellation Prevention)を備えています。割引、お届けの延期、商品の入れ替え、数量のアップセルを出します。月額99ドルのStarterに含まれます。
Mikawayaは2026年5月から、解約フロー上にバナーやクーポンを表示する機能をProプランで提供しています。月額499ドルの階層です。
残るアプリが持つのは解約時アンケートです。定期購買は顧客が解約をクリックした時点でアンケートを表示し、リードテキストと選択肢をストア側で設定できます。GO SUBも備えており、かんたんサブスクはライトプラン以上で使えます。
アンケート枠に引き止めの文言は書けます。ただし選択肢を選ばせるだけでは代替の提示になりません。解約は止まらず、集まるのは理由だけです。
理由が集まれば次の打ち手は作れます。解約率そのものを下げるなら、解約防止に特化した別アプリを足す判断です。
解約フローで代替を出したいなら、Rechargeか、MikawayaのProプランを選びます。それ以外のアプリでは、解約後の分析から入ります。
| アプリ | 解約・スキップ | 商品変更 | お届け日変更 | 代替提示 |
|---|---|---|---|---|
| Shopify Subscriptions | ◯ | ×(ストア側のみ) | ×(ストア側のみ) | — |
| 定期購買 | ◯ | ◯ | ◯ | — |
| Mikawaya Subscription | ◯ | ◯ | ◯ | ◯(Pro限定) |
| GO SUB | ◯ | — | ◯ | — |
| かんたんサブスク | ◯(スキップはライト以上) | ◯(ライト以上) | ◯(ライト以上) | — |
| Recharge | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
注1:代替提示が — の4アプリのうち、定期購買とGO SUBは解約時アンケートで理由を収集できます。かんたんサブスクはライトプラン(月額15ドル)以上です。
注2:契約商品の一括更新に対応するのはRecharge(全プラン)とMikawaya(Pro限定)です。
注3:定期購買とMikawayaは、変更を受け付ける期限を次回決済日の何日前までかで設定できます。
注4:Shopify Subscriptionsは商品と数量、配達頻度の変更をストア側の操作として案内しています。
4.配送内容を毎回同じにするか入れ替えるかで設計が変わる

毎月同じ商品を届けるのか、中身が毎回変わるのか。この違いで、必要な機能も残る候補も変わります。
4-1. 同じ商品を毎月届ける運用なら必要な機能は少ない
中身が固定なら、使う機能は4つで足ります。プランの設定、割引、スキップ、解約です。
ボックス機能もマイページの商品変更も出番がありません。顧客が触るのは、配送間隔の変更とスキップ、それに解約くらいです。
機能で差がつかない以上、選定の軸は費用に寄ります。月額と手数料の合計が、そのまま比較の中心です。
この型なら、無料のShopify Subscriptionsも候補に入ります。バンドルが使えない制約は、中身が変わらない運用では当たりません。
機能の一覧より、費用の試算に時間を割く場面です。
4-2. 中身が毎回変わる定期便はボックス機能の対応状況で絞られる
中身が毎回変わる定期便では、ボックス機能の扱いが4通りに分かれます。掲載あり、プラン条件つき、記載なし、そして非対応の明記です。
定期購買はBOX販売、GO SUBはサブスクリプションBOXを全プランに掲載しています。Mikawayaもボックスに対応し、BOXページのカスタマイズはProプランの欄にあります。
Rechargeには条件が付きます。カスタマイズできるバンドルは月額499ドルのPlus限定で、月額99ドルのStarterには含まれません。
Shopify Subscriptionsはここで外れます。Shopifyのヘルプに、バンドルとの互換性がないと明記されています。無料で始めたい場合でも、この型では選べません。
かんたんサブスクは、外部アプリのBoxBuilderを併用する手順を公開しています。単体での対応可否は公式サイトに記載がありません。月額24.99ドルが別途かかり、実装できるのは初回購入時の選択までです。
掲載が確認できるのは定期購買、Mikawaya、GO SUBの3つです。この3つを費用と顧客に任せる範囲で比べ直す段階に入ります。
4-3. ボックス機能を持たないアプリでも運用次第で可変配送は成立する
ボックス機能がなくても、中身の入れ替えは組めます。手作業を運営側が引き受ける形です。
月替わりの中身を1つのSKUとして作り分ける方法があります。9月号、10月号のように商品を用意し、契約を新しいSKUへ差し替えます。
差し替えは管理画面からの作業です。1件ずつ処理するか一括で処理できるかは、アプリの対応状況で変わります。
顧客が中身を選べない点も残ります。何が届くかを事前に知らせないと、開封時の期待とずれます。同梱物やメールでの告知が前提です。
件数が少ないうちの選択肢としては成立します。ただし契約が増えた時点で、アプリの入れ替えが再び議題に上がります。
| アプリ | ボックス対応 | 補足 |
|---|---|---|
| Shopify Subscriptions | × | Shopifyヘルプにバンドルとの互換性なしと記載 |
| 定期購買 | ◯ | — |
| Mikawaya Subscription | ◯ | ページのカスタマイズはPro限定 |
| GO SUB | ◯ | — |
| かんたんサブスク | — | 外部アプリBoxBuilderの併用手順を公開 |
| Recharge | ◯ | 月額499ドルのPlus限定 |
注:補足欄には、判定の根拠と、対応した場合のプラン条件を記載しています。
候補を絞ったあと、実際に動かすとなると設定とテーマ側の調整が残ります。Raboは累計500社以上のEC支援実績を持つShopify Select Partnerです。
5.よくある質問(FAQ)

Q. 定期便でコンビニ払いや後払いは使えるか
使えません。Shopifyの仕様として、定期購入に地域の決済方法は使用できないと明記されています。コンビニ払いと後払いはここに含まれます。
Shopifyの仕様上の上限は5つです。ヘルプに記載があるのは次の5つです。
Shopifyペイメント、PayPal Express、Authorize.net、Adyen、Stripe。
このうち国内のストアが実際に使うのは、ShopifyペイメントとPayPal Expressが中心です。定期購買のヘルプは、Authorize.netを国内では非推奨、Stripeを一部ストアでの利用実績ありとしています。
Shop PayやApple Payは、Shopifyペイメントの上で動く決済手段です。どのゲートウェイを使うかとは、切り分けて考えます。
さらにアプリ側で絞り込まれる場合があります。個別の対応は比較表をご覧ください。
Q. 他アプリから乗り換えるとき何を引き継げるか
移行できるかは、いま使っているアプリの方式で変わります。Shopifyの購入オプションに対応したアプリからなら、顧客の再登録は要りません。
アプリによっては移行そのものができません。かんたんサブスクは、他のサブスクアプリから顧客データを移行したりインポートしたりすることはできないと公式サイトに明記しています。
GO SUBは他アプリからの乗り換えを無料でサポートすると掲載しています。ただし決済ゲートウェイの移行は別途相談としています。Mikawayaも移行のサポートを掲載しています。
定期購買は、Shopifyの購入オプションに対応したアプリとStripe型のアプリからの移行に対応しています。Rechargeは専任の移行チームによる支援を公式ヘルプで案内しています。
Shopify Subscriptionsは移行の受け入れについて記載がありません。引き継げるデータの範囲はアプリごとに違うため、契約前の確認をおすすめします。
Q. 予約販売アプリなど他のアプリとぶつからないか
同じ商品に複数のアプリが購入オプションを差し込むと、表示が競合する場合があります。定期購買とGO SUBは、連携対象としてRuffRuff予約販売を掲載しています。
Shopifyのヘルプには、注文編集のAPIが定期購入をサポートしないと記載されています。注文を後から編集するアプリを使っている場合は、事前に動作を確認してください。
Q. 定期便の商品と通常商品を同じカートに入れるとどうなるか
初回の配送方法は顧客が選び、注文内のすべての商品に適用されます。定期購入と一度限りの購入が混ざっている場合、アプリ側で作成した配送料が、顧客の選んだ配送料に加算されます。
使える決済方法も変わります。定期便の商品が1つ入るだけで、通常商品だけなら使えたコンビニ払いや後払いが表示されなくなります。
2回目以降は、利用できる最も安価な配送方法が既定です。ギフトカードとShopify Scriptsの割引は、初回の決済にのみ適用されます。
Q. 顧客アカウントの設定に制約はあるか
顧客がマイページを開くには、Shopify側で顧客アカウントを有効にしておく必要があります。またサブスクアプリを操作するスタッフには、アプリと販売チャネルのストア権限が要ります。
Mikawayaは2025年6月から、新しいお客様アカウントにも対応しています。それ以前は従来のアカウントのみでした。
6.まとめ

3つの軸のうち、日本対応が候補を最も大きく動かします。国内だけなら、日本語の提供がないRechargeを除いた5つが残ります。越境を予定するなら、MikawayaとGO SUBの2つです。
次が手数料です。試算を作らないかぎり順位は決まらないため、候補が3つ前後に減ってから手をつけると手戻りが出ません。
3つ目が運用の型です。中身が固定なら候補は広く残り、費用の試算だけで決められます。毎回入れ替わるなら、ボックス機能の掲載があるアプリが候補です。
最後に契約件数の見込みを置いてください。数十件で止まるなら月額0円から始められます。数百件まで伸びるなら、件数の上限がないプランを最初から選びます。
アプリ選びからテーマの対応、移行まで。Shopify Select Partnerとして、サブスク運用の立ち上げを支援します。
各アプリの詳細
Shopify Subscriptions → Shopifyアプリストア
定期購買 → Shopifyアプリストア
Mikawaya Subscription → Shopifyアプリストア
GO SUB → Shopifyアプリストア
かんたんサブスク → Shopifyアプリストア/公式サイト
Recharge → Shopifyアプリストア












