Shopify expert代理店(現Shopifyパートナー)おすすめ5選【2026最新】費用・実績・失敗しない制作会社の選び方

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「Shopifyを導入したいけれど、どの制作会社に依頼すればいいのか分からない」「専門性の高いパートナーに任せたいけど、選び方の基準が曖昧」

そんな状況に向けて、本記事ではShopifyの制作会社の選び方と、実績のある5社を紹介します。

費用相場、実績の見方、外注すべき企業の特徴まで、これからShopifyでECを立ち上げたい方に必要な情報をまとめています。失敗しないパートナー選びの参考にしてください。

₍※なお、依頼先を探すときによく使われる「Shopify expert」という呼称は、現在は使われていません。制度が変わり、公式にはShopifyパートナーと呼ばれています。この変更点も含めて整理しました。₎

1. Shopify expert代理店とは|現在はShopifyパートナーに統合

1-1. 「Shopify expert」は終了した呼称|現在はShopifyパートナー

「Shopify expert」は、Shopifyが2023年12月に提供を終了した呼称です。パートナーを探す場であったShopify Experts Marketplaceも、同年10月に後継のShopify Partner Directoryへ切り替わりました。現在、Shopifyが公式に使っている呼び方はShopifyパートナーです。

旧Experts制度と並行して運用されていたShopify Plusパートナープログラムも、2024年12月に終了しました。複数に分かれていた認定の枠組みが、ひとつのShopifyパートナープログラムに統合された形です。

統合後のパートナーは、5段階のランクに分かれています。

  • Registered
  • Select
  • Plus
  • Premier
  • Platinum

パートナー登録自体は無料で誰でも申し込めるため、Shopifyパートナーという呼称は、旧Experts制度の認定事業者より広い範囲を指します。旧Expertsに相当する位置づけを探すなら、Select以上のランクが目安になります。

より詳しい昇格に必要な収益額や獲得件数の基準は【Shopifyパートナーとは?種類と5段階ランクの昇格要件】で扱っています。

1-2. 一般的な制作会社との違い|案件の蓄積とDirectory掲載

「Shopify対応」とうたう制作会社は数多くありますが、そのすべてがShopifyから実績を評価されているわけではありません。判断の手がかりになるのは、Shopifyでの案件をどれだけ重ねてきたかです。

定期購入、会員ランク別の価格設定、実店舗との在庫連携。こうした要件は、Shopify独自のテンプレート言語であるLiquidの編集や、外部システムとのデータ連携を伴います。実装の勘所は案件ごとに異なるため、経験の蓄積がないと「できるかどうか」の判断自体が難しくなります。

Shopifyパートナーのティア以外で、もうひとつの手がかりがあります。

それは、Shopifyが運営するShopify Partner Directory(https://www.shopify.com/partners/directory)への掲載です。掲載は招待制で、Select以上のランクを持ち、かつ資格要件を満たしたパートナーが継続的に招待されます。資格要件は、過去12か月間にそのパートナーの紹介でShopifyを新たに導入した事業者が5社以上いるか、稼働中の事業者50社以上と直接取引があるかのいずれかを満たしていることです。

つまりDirectoryに載っている会社は、直近1年の稼働実績がある状態です。国や対応サービスで絞り込めるため、候補を集める入口として使えます。ただしDirectory自体は英語のみの提供です。

納品後の関わり方も分かれます。制作のみを請け負う会社では、公開をもって契約が終わり、その後の改修は別見積もりになることがあります。継続的に実績を積んでいる会社は、公開後の運用改善や集客支援まで含めた関係を前提にしていることが多くなります。「作って終わりか、伸ばすところまで一緒に見るか」は、見積もりを取る段階で必ず確認しておきたい点です。

2. 制作実績から見る制作会社選びのポイント

制作会社を比較するとき、公開されている情報で確認できるのは実績です。どの業界の、どの規模の案件を手がけてきたか。ここに自社との重なりがあるかどうかで、初回の打ち合わせの進み方が変わります。

2-1. 実績が多い業界・商品ジャンルを見る

業界によって、ユーザーの購買行動も求められる機能も変わります。実績のある分野に強い会社ほど、その分野特有の論点を最初から把握しています。

  • アパレル系EC:サイズ展開やバリエーション管理、ルックブック的な見せ方、在庫連動機能が求められる
  • コスメ・美容系EC:成分表記、レビュー機能、定期購入オプション、ビジュアルの美しさが重視される
  • 食品・飲料系EC:賞味期限管理、ギフト対応、送料計算、配送スケジュール設定が必要になる
  • 家具・インテリア系EC:商品画像の多さ、設置イメージ、カスタムオーダー機能がポイントになる

自社の商品と同ジャンルの実績があれば、初期のすり合わせにかかる時間が減ります。制作事例の中で「どのような課題を解決したか」「どのように成果を出したか」まで公開している会社であれば、提案の中身も想像しやすくなります。

企業規模とビジネスフェーズも、あわせて見ておきたい軸です。

立ち上げ初期のブランドでは、最小限の予算で必要な機能を揃え、スピーディにローンチすることが優先されます。

成長フェーズの中小企業では、集客やリピーター獲得のためのCRM連携、広告運用、定期購入機能が論点になります。

年商数十億規模の企業では、在庫連携、複数チャネル展開、多言語対応など、システム統合と拡張性が中心になります。

投資すべき場所がフェーズごとに違うため、自社と似た状況で成果を上げている事例を持つ会社は、現実的な提案を出しやすくなります。

2-2. ブランディング・UX/UIへの対応力を確認

実績のサイトを見るときは、見た目の印象だけでなく、次の4点を確認してください。

  • ブランドイメージを反映したビジュアル設計がなされているか
  • 訪問者が迷わず購入に進める導線設計・ナビゲーション設計ができているか
  • スマートフォン最適化(モバイルファースト設計)が行われているか
  • ブランドのストーリーや価値観を伝えるコンテンツ(Aboutページ・ビジュアル・コピー)が作り込まれているか

制作会社によっては、デザインや構成だけでなく、ブランド戦略の立案やコンセプト設計から関われるところもあります。上流工程から任せられる会社であれば、サイト全体の一貫性を保ちやすくなります。

ランクや受賞歴は比較の起点になりますが、それだけで決まるものではありません。自社と近い業種・規模の実績があるかまで見たうえで、候補を絞ってください。

3. おすすめのShopify expert代理店(現Shopifyパートナー)5選【2026最新】

ここからは、得意領域と支援の範囲が異なる5社を紹介します。掲載順は序列ではありません。

ShopifyでのECサイト構築を成功させるには、「どの制作会社に依頼するか」が非常に重要です。
とはいえ、Shopify expert(現Shopifyパートナー)を名乗る制作会社は年々増えており、「どこに依頼すればよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

この章では、数ある代理店の中から実績・対応力・満足度の高いおすすめのShopify expert(現Shopifyパートナー)代理店を厳選してご紹介します。

「株式会社Rabo」

株式会社Raboの紹介画像

Shopifyから認定された国内29社のみ存在する「Shopify Select Partner」(Shopify expert相当)です(2026年1月14日時点)。

累計500社以上のEC事業者を支援してきました。

ブランドの世界観を体現するデザインと、Shopifyアプリを組み合わせた柔軟なカスタマイズを両立させる構築を得意としています。セッション数、購入率、客単価、リピート率といったKPIの改善実績があり、リニューアル案件では購入率が1.7倍に伸びた事例もあります。他カートからのリプレイスや、基幹システム・倉庫システムとのAPI連携にも対応します。

Google・Yahoo!の認定パートナー、TikTokゴールドパートナーでもあり、デジタルマーケティング歴10年以上の知見を持ちます。構築後のSEOや広告運用にも対応しています。商品ページの作成や在庫連携といった日々の運営業務を、AIで自動化する提案にも対応しています。

構築実績には日テレホールディングス、カルチュア・エンターテインメントグループなどがあります。月商数十万円規模から年商数十億円規模まで、幅広いフェーズのECサイトを手がけています。

向いている企業:ブランドの世界観を保ちながら機能面も作り込みたい、構築後の集客・分析・売上改善まで一社に任せたい企業

https://rabo.co.jp/lp/shopify/5_0/

「株式会社R6B」

おすすめのShopify expert代理店

多数の構築実績を持つ、Shopify専業のエージェンシーです。2020年にShopify Expertsの認定を受けて以降、Shopifyから複数回の表彰を受けています。

メールマーケティングツールKlaviyoの導入支援にも強く、Klaviyoの認定アドバイザーとして導入から運用までを一貫して担っています。構築後のCRM施策まで同じ社内で完結する体制です。

実績にはARC’TERYX、SALOMON、NANO UNIVERSE、SOUP STOCK TOKYO、KING JIMなどが並びます。米国にグループ会社を持ち、北米市場向けの支援も手がけています。

向いている企業:ナショナルブランドの規模感でECを立ち上げたい、越境展開やメールマーケティングまで含めて設計したい企業

Shopify構築・Klaviyo導入支援の株...
Shopify構築・Klaviyo導入支援の株式会社R6B|日本最大のShopify Platinum Partner 株式会社R6Bは、665サイト以上の構築実績を誇る日本最大のShopify専業エージェンシーです。2020年にShopify Expertsに認定されて以降、「Shopify Best Agency Partner of t...

「株式会社ウェブライフ」

おすすめのShopify expert代理店

Shopify構築・運用支援サービス「BiNDec」を展開し、400以上のShopifyストアを構築・支援してきた実績を持ちます。独自のShopifyアプリを開発しており、標準機能やパッケージで足りない部分を自社で埋められる体制があります。

ブランドの世界観を重視したサイト設計を得意とし、初期設計から運用支援まで一貫して対応します。映像・CG制作事業も社内に持つため、商品撮影やブランドムービーを含めたクリエイティブをまとめて依頼できます。

Shopifyからは、2021年にShopify Plus Partner of the Year、2023年にShopify Plus Upgrade Partner of the Year、2025年にIndustry Best Solution Partner of the Yearを受賞しています。

向いている企業:ブランドの世界観を軸にECを作りたい、サイトと映像・ビジュアルを同じ会社に任せたい企業

WEBLIFE(ウェブライフ)
WEBLIFE|Shopify構築運用、CMS、映像CG制作 Shopify PlatinumパートナーとしてEC構築・運用支援やアプリを企画開発。ECやノーコードCMSなどビジネスの成長を支援するSaaS事業「BiNDシリーズ」と映像やCG制作などクリ...

「株式会社フルバランス」

おすすめのShopify expert代理店

2004年設立、Shopifyを活用したECサイト構築に特化した企業です。長年のIT業界での経験を基に、国内外の企業に向けてECサイトの企画・開発・運営を提供しています。

Shopifyに関する技術書とビジネス書を出版しており、プラットフォームの理解を書籍という形で外部に示してきた実績があります。

構築の特徴は、テンプレートに頼らないオリジナルのサイト設計です。既存テーマの範囲に収めず、要件から起こしたデザインとアプリ開発で対応します。リリース後の運用や売上拡大に向けた支援まで、一貫して担う体制を取っています。

向いている企業:既存テーマでは表現しきれない要件がある、独自の機能をゼロから設計したい企業

株式会社フルバランス
Shopify (Plus)で売上成長を実現するEC構築会社 - 株式会社フルバランス Shopifyストア構築とECの売上成長支援を行う株式会社フルバランスです。 IT業界18年の実績に裏付けられた確かな知見と技術力。 売上最大化を目指すEC構築で、事業成長を支...

「株式会社ハックルベリー」

おすすめのShopify expert代理店

Shopifyアプリの開発とEC支援に特化した企業です。2020年に「送料無料バー」をリリースして以降、複数のアプリを展開しており、アプリ利用店舗は32,000店舗を超えています(2026年7月時点)。

主力の「定期購買」アプリは導入9,000店舗超で、日本の商習慣に合わせたサブスクリプション機能として評価されています。アプリ開発で蓄積した知見を構築側にも持ち込めるため、標準機能では届かない要件の実装に強みがあります。

支援範囲は、事業企画・戦略策定からストア構築、公開後の集客・CRM施策までをカバーします。ecforce、カラーミーショップ、BASE、ecbeingなど他カートからのリプレイスにも対応しています。ISO 27001を取得し、PCI-DSS ver4.0に準拠しています。

向いている企業:サブスクやギフトなど特定の販売モデルを軸にしたい、月商規模の大きいECで要件定義から相談したい企業

株式会社ハックルベリー
ShopifyアプリNo.1の会社が提供するECストア構築・運用サービス | 株式会社ハックルベリー 月商数十億の大規模サイトや、サブスク導入、カート乗り換えなど。Shopifyアプリ導入実績20,000店舗以上のハックルベリーがご支援します。ビジネス企画、事業計画から構築...

より多くの制作会社について知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください!

4. Shopify制作の費用相場と依頼時のポイント

Shopifyパートナー(旧Shopify expert)に依頼する際に、多くの方が気になるのが「費用感」です。
「どれくらいの予算を見ておけばいいのか?」「見積もりの内容は適正なのか?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

同じ「ShopifyでECサイトを作る」という依頼でも、30万円の見積りと300万円の見積りが並ぶことは珍しくありません。

この章では、制作費がどの水準に収まるのか、その金額が何によって決まるのかを整理します。

4-1. 制作費用の相場|中央値は91.2万円

制作会社に支払う費用は、ストアが公開できる状態になるまでの作業費です。制作会社マッチングのWeb幹事が公開している発注データでは、平均127.8万円、中央値91.2万円でした。(https://web-kanji.com/posts/shopify-order-price)

発注金額の分布は次のとおりです。

制作会社への依頼費用分布表

※ひとつのマッチングサービスに寄せられた案件の集計なので、大規模案件は実態より少なく出ている可能性があります。絶対的な基準ではなく、受け取った見積りが極端に外れていないかを確かめる目安として使ってください。

自社がどの価格帯に入るかは、2つの条件でおおよそ決まります。

公式テーマをそのまま使うか、デザインを作り込むか。社内システムと連携するかどうか。この2点です。

30万〜100万円の価格帯は、公式テーマを使ってスモールスタートする構成です。

100万円を超えるのは、テーマを大きくカスタマイズしてオリジナルのデザインを作る場合です。

300万円以上になるのは、受注や在庫を管理する社内システムとの連携や、独自の機能開発を含む案件です。

同じ価格帯の中では、商品点数が金額を上下させます。公式テーマのままでも、商品が30点か300点かで見積りは変わります。

4-2. 見積書のどこを見るか|金額より前提を揃える

複数の会社から見積りを取ると、金額に差が出ます。その差が何によるものか。見積りを比べる前に、前提を揃える必要があります。

揃えるのは次の4点です。

・含まれる作業:デザイン、構築、商品登録の点数、公開後の保守
・修正対応の回数と対象
・納期と、自社側で用意する素材の期限
・アプリの費用が含まれているかどうか

商品登録の点数や修正回数に上限を設ける会社があります。上限を超えた分は追加費用になるため、点数と回数は見積りの前提として確認しておきます。

カスタマイズが入る場合は、その分が別枠で積み上がります。

そして、制作費とは別に毎月かかる費用があります。Shopify本体の月額料金とアプリの利用料です。

Shopify本体の料金はプランが4種類あり、機能とスタッフアカウント数、決済手数料の条件が段階的に変わります。アプリは、標準機能で足りない部分を補う仕組みです。

プランごとの金額やアプリの費用は『【保存版】Shopify制作代行の完全ガイド!費用相場・選び方・流れを網羅』で扱っています。

制作費は一度きりの支払いで、月額費用はストアを動かしている間ずっと発生します。予算を組むときは、この2つを分けて見積もる形になります。

4-3. よくあるトラブルと予防法

制作を外注したときのトラブルは、金額・デザイン・公開後のサポートの3か所で起きやすくなります。いずれも、契約前の確認で防げる性質のものです。

①見積りと実際の請求額が違う

追加費用の基準が曖昧なまま進むと、公開間際に想定外の請求が出ます。防ぐには、見積書に「含まれる作業」と「含まれない作業」を明記してもらうことです。修正や機能追加が有償になる条件、アプリの月額が誰の負担になるかも、契約前に確認しておきます。

②デザインの仕上がりがイメージと違う

「かっこいい」「スタイリッシュ」といった言葉は、伝えた側と受け取った側で別のものを指します。参考サイトのURLやスクリーンショットを共有するほうが、言葉を重ねるより早く伝わります。

あわせて、選んだテーマのデモサイトを事前に確認してください。テーマには構造上できないことがあり、それを知らないまま進めると、途中で「その形にはできない」という話になります。

③公開後のサポートが期待と違った

制作会社の見積りは公開までを対象とし、その後の支援は別契約になる場合が大半です。「保守込み」と書かれていても、範囲は会社ごとに違います。10分以内で終わる作業までを保守とし、機能追加は対象外とする会社もあります。

契約前に確認したいのは、保守の範囲、最低契約期間、返答までにかかる時間、連絡手段の4点です。

トラブルの多くは、伝えたつもりと理解したつもりのずれから起きます。作業範囲と期待する成果は、口頭ではなく書面かメールで残しておくと、認識のずれが起きた時点で戻って確認できます。

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5. Shopifyパートナーに依頼すべき企業の特徴

Shopifyは、専門知識がなくても自分でストアを作れるサービスです。それでも制作会社に依頼する企業があるのは、作れるかどうかと、自社の時間をそこに使うべきかが別の問題だからです。

ここでは、外注の判断が立ちやすい3つの状況を整理します。

5-1. 社内にリソースがない|設計から実装まで任せられる

社内にエンジニアやデザイナーがいない場合、Shopifyの初期設定とカスタマイズは想定より時間を食います。

テンプレートを選んで始めたものの、思うようなデザインにならない。商品登録と送料設定に手間取る。中小企業やスタートアップでは、この段階でつまずくことがあります。

Shopifyは標準機能だけでも一通り揃っています。ただし、次のような要件が入ると話が変わります。

・定期購入
・会員ランクによる価格の出し分け
・多言語対応と多通貨決済
・複数倉庫からの発送制御

いずれもアプリの選定か、テーマのコード編集が必要になります。どのアプリが自社の要件を満たすかを見極めるには、実際に導入して試す以外の方法がありません。

外注すると、この試行錯誤の時間が要件定義の段階に行われ、短縮されます。制作会社は過去の案件で同じ場面を何度も通っているため、「この要件ならこのアプリ」の当たりを最初から持っています。

社内の担当者が本業の合間に調べて進める時間と、人件費。これを商品企画や集客に回せるかどうかが、外注するかどうかの分かれ目になります。

社内に手が空いている人がいない。要件が標準機能の範囲を超えている。この2つが重なっているなら、外注を前提に動いたほうが早く進みます。

5-2. 公開日が決まっている|品質を落とさず短期で仕上げる

公開日が先に決まっている案件では、手戻りの少なさがそのまま納期を守れるかどうかに直結します。

数か月後の新商品ローンチに合わせてECを公開したい。実店舗の売上が落ち込んでおり、早急にオンライン販売を始めたい。こうした状況では、進行の順序を間違えると公開日が動きます。

自社でゼロから進めると、想定外の待ち時間が発生します。決済サービスの申込には審査期間があり、商品画像と説明文が揃わないとデザインと構築に着手できません。

どの作業をいつ始めるべきかは、一度通してみないと見えてきません。

経験のある制作会社は、工程の順序と素材準備のタイミングを先に組みます。審査に時間がかかる手続きを初期に走らせ、並行して進められる作業を重ねる。この段取りだけで、全体の期間は変わります。

ブランドの世界観を打ち出したい場合は、テーマの選定とカスタマイズの方針を最初に決めておく必要があります。ここを後から変えると、構築のやり直しが発生します。

公開日が動かせない状況では、期間を短縮する工夫より、手戻りを起こさない段取りのほうが納期に効いてきます。過去に同じ規模の案件を通した会社であれば、どこで詰まるかを先に把握しています。

5-3. 海外展開やマーケティング強化を見据える|設計段階から織り込む

海外展開と集客は、後から足すより最初の設計に織り込むほうが手戻りが少なくなります。

Shopifyには多言語・多通貨の機能が標準で備わっています。ただし、機能があることと運用できることは別です。実際に海外向けの販売を始めるには、次の準備が必要になります。

・各国の通貨、税率、配送ルールの設定
・言語別のURL構造の設計
・自動翻訳と人力翻訳の使い分け
・各言語でのSEO対策
・為替レートの管理と価格調整

このうちURL構造は、公開後に変更すると影響が広範囲に及びます。リダイレクトを正しく設計すれば評価の引き継ぎは可能ですが、ページ数が多いほど作業量と検証の手間は増えます。将来的に海外展開する可能性があるなら、最初の設計で決めておきたい領域です。

集客も同じ構造です。商品ページのSEO、メール配信、SNS連携、レビューやポイントの仕組み。これらは公開後に追加できますが、テーマの構造やアプリの選定が先に固まっていると、選択肢が狭まります。

制作と集客を別の会社に分けると、要件の説明と進行の突き合わせが自社側の仕事になります。この調整に人手を割ける体制があるなら分ける形も選べますし、割けないなら一社にまとめる形が現実的です。

いま必要な機能だけで設計すると、事業が伸びた段階で作り直しが必要になります。2年後に何をしていたいかを伝えたうえで、いま作るものを決める。相談の初回でここまで話せると、提案の精度が変わります。

3つに当てはまらない場合

商品が数十点で、テーマの見た目のまま公開でき、連携もない。この条件なら、月額プラン費用とテーマ代だけで公開まで到達できます。

ただし、自社に残る仕事は見積もっておく必要があります。

商品画像の撮影、説明文の作成、商品登録、送料と決済の設定、テーマの調整。これらはいずれも、一度やれば終わる作業ではありません。公開後も商品が増えるたびに発生します。担当者が本業と兼務している場合、更新が止まってサイトが放置される。自社構築で相談に至るケースには、この経緯をたどったものが目立ちます。

外注しても、商品情報と写真、原稿は自社側に残ります。違うのは、設定と実装にかかる時間を買えるかどうかです。

外注するかどうかは、作れるかどうかでは決まりません。自社の時間をどこに配分するかで決まります。商品企画と集客に人手を寄せたいなら、構築は任せる。この整理ができていれば、相談の段階で予算の話まで進められます。

6. まとめ

ECサイト構築を成功に導くためには、制作会社選びが最初の分岐点になります。おしゃれなサイトが作れるだけでなく、自社の商品ジャンルやフェーズに合った実績を持ち、ブランディングやUX/UIに精通したパートナーを選ぶことが、売れるECサイトの実現につながります。

「Shopify expert」という呼称は現在使われていませんが、旧制度で認定を受けた会社の実績が消えたわけではありません。認定の時期を確認し、現在のランクと自社に近い実績を合わせて見ることで、判断の精度は上がります。

ECサイトの構築やリニューアルを検討中の方は、ぜひRaboへ一度ご相談ください。自社の業界・フェーズに合った最適な設計や、ブランディング視点を活かしたご提案をいたします。

「どの制作会社を選べばよいかわからない」「Shopifyを使うべきか迷っている」といった段階でもお気軽にお問い合わせください。


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