アプリ広告を出すなら。Apple Search Adsが重要になる理由。 | アプリハック| スマホ広告代理店

Apple Search Ads、運用してますか？

アプリの有料広告は、アプリの認知度をスピーディーに高めて集客へつなげられる手段として有効です。

アプリの有料広告を出すにはSNS広告を活用するといった手法がありますが、Appleデバイスへ自社アプリのアピールを行う際は「Apple Search Ads」を活用するとよいでしょう。Apple Search Adsを利用すると、Appleデバイスでアプリを探しているユーザーへ効率のよいアプローチを行えます。

今回はApple Search Adsについて知りたい方へ向けて、その重要性をメリットとともにご紹介していきます。

1.Apple Search Adsとは？
2.Apple Search Adsを使うメリットは？
3.なぜApple Search Adsが重要なのか
4.まとめ

1.Apple Search Adsとは？

Apple Search Adsとは、AppStore内のアプリ検索結果一覧に自社のアプリを優先表示できる広告です。広告は通常の検索結果一覧の上部に表示され、見た目がうるさくならない程度に目立つように工夫がされています。

広告に利用されるクリエイティブはアプリ詳細画面からAppStoreが抜き出すため、自分で選ぶことはできません。ただし

・動画
・画像
・説明文

といったタイプから、配信フォーマットを選べるようになっています。

Apple Search Adsには

Basic：中小規模事業者向け。
キーワード設定が自動化されるので手間が掛からない
Advanced：規模の大きい事業者向け。
キーワード設定といった細かいカスタマイズが可能

という2種類のプランがあります。予算規模や導入目的などによってプランを選定することで、Apple Search Adsの効果を最大化できるでしょう。

2.Apple Search Adsを使うメリットは？

Apple Search Adsを使うメリットは次の通りです。

AppStore内で検索しているユーザーに効率よくアピールができる

Apple Search Adsは検索連動型広告の一種です。ですから検索エンジンのリスティング広告と言った他の検索連動型広告と同じく、コンバージョン率が高いのがメリットです。

Apple Search Adsの場合「戦略ゲームカテゴリーのアプリを探したい」というようにある程度条件が決まっているユーザーがクエリ（検索条件）を設定して情報を探します。そしてその際に関連性の高い広告が表示されるため、インストールされる可能性が高まります。

Apple公式の発表によると、世界中の運用データから算出したApple Search Adsのコンバージョン率は50％となっています。コンバージョン率が1ケタになるケースも多いマーケティング手法の中で、獲得できる顧客の母数が限られているとはいえコンバージョン率が50％というのはインパクトが大きいはずです。

AppStoreでアプリをリリースする場合は、ASO対策だけでなく確実に検索結果の一番上に表示される分アピールがしやすいApple Search Adsの活用も検討してみましょう。

日本国内をターゲットユーザーにしたアプリマーケティングにも効果的

Apple Search Adsは、日本ユーザーをターゲットとしたアプリの運用に大きな効果をもたらします。iPhoneの日本市場はガラパゴス化が起きており、他の国よりシェア率が高い状況です。

次世代型マーケティングのサポートなどを行う「ウェブレッジ」の調査によると、2020年8月時点での国内スマホシェア率は

・iPhone：57％
・Android：43％

となっており、iPhoneが有利な状況は変わっていません。

「GooglePlayより先にAppStoreでアプリをリリースしてインストール数を増やしたい」という方も多いでしょう。その中でAppStore内で効率よくアプリの訴求ができるApple Search Adsは、多くの日本ユーザーを引き込んでアプリのインストール数を増やす方法として有効に働くでしょう。

事前登録キャンペーンと組み合わせると効果的

AppStoreではアプリをリリースする前に事前にインストールしたい人を集められる、事前登録キャンペーンも行えます。事前登録キャンペーンを行う際は自然検索にヒットするようにするだけでなく、Apple Search Adsも組み合わせると効果的です。

Apple Search Adsで事前登録キャンペーンを広告配信すると、クエリに合わせて一番上に事前登録ボタンとアプリの説明が表示されます。そしてボタンがタップされると、配信開始日24時間以内にプッシュ通知が送られます。

起動する率や継続する率も高くなるので事前登録キャンペーンをマーケティングに組み込むと大きな集客効果が狙えます。そして集客効果を最大化できるのは、検索結果上位に広告としてアプリ説明を表示できるApple Search Adsです。

3.なぜApple Search Ads重要になるのか

Apple Search Adsは今後より重要性が高まっていくと予想されます。広告業界は今Appleの個人情報保護対策で揺れています。一番影響が大きかったのが、Appleデバイス内での広告識別子のオプトイン化です。

iPhoneといったデバイスでアプリ経由のデータ収集を行う際は、事前にユーザーへ許可を取る必要が出てきました。プライバシー侵害が増えている今の世の中で、ユーザーが簡単に情報収集を許可してくれるとは限りません。

完全にトラッキングができなくなるわけではありませんが、今後ユーザーから情報を収集してターゲティングをするのは難しい状況になるでしょう。

対してApple Search Adsは検索連動型広告であり、ユーザーのクエリを基に広告を表示するので広告識別子のオプトイン化の影響を受けにくいです。アプリの認知度を高めるためには他のマーケティング手法も取る必要性が出てきますが、効率よくアプリを探しているユーザーを集客できる安全な手法としてApple Search Adsのシェアがより一層高まる可能性が高いです。

ターゲティング広告にアプリ集客を依存している方は、今の内にApple Search Adsのノウハウを蓄積しておくと安心です。