動画リワードと動画インタースティシャルの違いって何?

動画広告のススメ

アプリ広告でマネタイズしたいなら「動画広告」がおすすめです。単価が高いうえ、集客力もあるため、非常に収益に繋がりやすくなっています。その収益性から2018年度の統計では85%のデジタルマーケターが動画広告に流入しています。

近年急速な成長を遂げている動画広告。普及の背景にはユーザーの許容度が高い事があり、ユーザーの関心はマネタイズにとってとても大切な要因ですね。現在の動画主流はリワードとインタースティシャル。二つの違いについて詳細に解説していきたいと思います。

1.動画リワード広告とは?

約15?30秒ほどの動画広告を表示するフォーマットです。特徴は最後まで視聴するとアイテムやポイントを付与されることです。強制的に視聴させる広告とは違い、希望したユーザーにのみ表示します。

このようにインセンティブ付きの広告は、ユーザーからの評価も高く、増加傾向にあります。報酬として、ゲーム系ではアイテムや再チャレンジ、ツール系では待ち時間の短縮や有料の機能を試せることがあります。

ユーザーが自分で選択

ユーザーが広告を完全視聴するのは、ユーザー・提供者の双方にメリットがあります。一方向だった広告の革新的なスタイルで、現在ではカジュアルゲームからソーシャルゲーム、漫画アプリなど幅広く使用されています。

高い視聴率

ではどのぐらい視聴率があるのでしょうか。報酬を得ることができる動画リワードは62%のプレイヤーに好意を持たれていることがわかっています。プレイヤーは基本的に課金をしないでゲームを進めたいので、広告を見てインセンティブがもらえることに満足しているようです。こうしたことから高い視聴率を確保することができています。しかし、アプリ販売のGoogleなどは消極的な見方をしています。動向リワード広告は、アプリ内で動画視聴を繰り返すため、順位をつけるアルゴリズムに影響及ぼす恐れがあるのだとか。現段階ではグレーゾーンに位置づけされている広告ではあります。もちろん動画を見た人は、アピールの多い商品が気になり、購入する可能性が高くなるので、広告主にも嬉しい効果があります。

2.動画インタースティシャルとは?

 

画面いっぱいに広告が移ることがありますね。そうした大画面タイプの広告をインタースティシャル型といいます。動画インタースティシャルの特徴として、ユーザーがスキップできる機能が付いています。また、関連性の高い広告を表示するため、商品を購入したくなる意欲を促す戦略としても使用されています。ユーザーの視聴動向を予測して方向性を示す分析ツールと組み合わせて使用すると最大限に活用できるマネタイズの方法といえます。

視聴率

視聴率はどうでしょうか。静止画のインタースティシャルのCPMと比較すると、iOSで3倍、Androidで5倍という結果に改善されています。完全視聴者は30?50%。面白く、関心を引くような冒頭に工夫してあるため、視聴率のほうも安定しています。

3.動画リワードと動画インタースティシャルの違い

 

CPM

広告を比較するとリワード広告の方が高くなる傾向があります。数あるフォーマットの中でもリワードは収益性の高さがダントツです。人気カテゴリーではパズルゲームやアクションゲーム、RPGなど。平均1200円と他の広告に比べかなり高い数字になっています。最近では漫画アプリとゲームアプリといった相性がいいものを連携し広告表示をするなどしています。しかし動画インタースティシャルも決して使用度が低いわけでなく、成長途中です。新規広告型なので、成長率で見ると動画リワード広告より高い成長率となっています。CPMは1000円を超えるアプリも多く、1ダウンロードの単価では平均80円です。しかし300円台に上るアプリも出ており、今後期待の持てる動画広告です。

導入方法

動画リワード広告の導入にあたり、インセンティブがあるアプリに効果的です。ユーザーは報酬がもらえなければ広告を見ないので、インセンティブがないようなアプリだと「何か設定をする」必要があります。動画を視聴したらアイテムやポイントがつくようにしましょう。対して、動画インタースティシャルは報酬の設定が必要ありません。ゲームが終了したり次のステップに切り替えたりするときの隙間に表示することが多いようです。ユーザーの気持ちに沿ってナチュラルテイストで広告を導入していきます。

Skip

動画リワード広告にはスキップ機能が存在していません。リワード型は、ユーザが広告を見る・見ないの選択ができるのが特徴でしたね。一方、インタースティシャル型は、いきなり広告が再生される仕組みになっています。そのためユーザーが不快に思わないようスキップ機能が付いているのが一般的です。ほとんどが5秒でスキップすることができます。

ユーザーストレス

ユーザーのストレスはアプリの継続率に関わるため、きちんと把握しておきましょう。
動画リワード広告に対するストレスでは、約78%の使用者が抵抗を感じていないと回答しています。むしろ、導入箇所が多いほどゲームを進行することができるのでプレイモチベーションが上がるようです。ストレスとなる状態は、広告の在庫切れのため、インセンティブがもらえないことがクレームになることも。動画インタースティシャル広告は、希望していない時に動画が再生されるのでタイミングによってはクレームになってしまいます。プレイヤーが苦痛に思わない導入カ所など、配慮が必要です。楽しんでプレイしてもらえるよう工夫してみましょう!

4.まとめ

 

動画広告のリワード型とインタースティシャル型のそれぞれの違いについていかがでしたでしょうか。まず広告を掲載したいアプリかどのようなアプリかしっかりと吟味してみましょう。アプリの特性に合わせて、動画リワードがいいのか、動画インタースティシャルが合っているのか判断しやすくなります。ゲーム系では圧倒的にリワード型が人気です。ユーザーがインセンティブを必要としているので、実装しているアプリも必然的に多くなっています。結果、収益性も高くなっています。自分が取り入れたい広告で挑戦してみるのはデベロッパーとしての技術も向上します。個人や少人数で開発している人は自分好みにできると言う自由がありますね。ロスしたら切り、すぐ新しいことに取り組めることも強みです。大手企業が参入してこないような市場を開拓できるかもしれません。話題の「後払いガチャ」などの斬新な着想も個人ならでは。アプリ開発と動画広告のコンビネーションで高い収益化へつなげていきましょう!

お問い合わせ

関連記事

おすすめ記事

Copyright © Rabo Inc. All Rights Reserved.